2022/12 社内 LT 大会に参加してよかったこと
先日、社内で LT 大会が開催されました。
「LT」とは「ライトニングトーク」の略で、1人5分などのとても短いプレゼンのことです。
「人前で話すのは苦手だなぁ」
というタイプの私が LT 大会で発表してみました。
「LT 大会で発表してみよう!」
と決めた経緯と、発表してよかったことをお話しします。
LT 大会のルール
LT 大会のルールは、
「発表内容の縛りなし」
「発表時間は1人あたり5分程度」
というものでした。
LT では「技術関連の内容」など、テーマが指定されることもありますが、この LT 大会のお題は自由でした。
どうして発表しようと思ったか
「やってみようかな?」と思ったきっかけ
まず、 LT 大会のルールを見て、
「5分ならやってみようかな?」
と迷いました。
人前で話すのは苦手ですが、5分だけならなんとかなりそうです。
イベントで発表すれば、少しは自分のしゃべりに自信が持てるのではないでしょうか?
たまたま少し前に、プライベートでかんたんなアプリをつくっていました。
このアプリに使った GAS (Google Apps Script) は、 Google Workspace アプリケーションを自動化・拡張するための言語・環境で、個人的にお気に入りの技術です。
「GAS の便利さをみんなに伝えたい」
と思い、これを題材にしようかなと思い始めました。
「発表しよう!」と決めた理由
発表内容を検討したときに気づいたことがあります。
それは、
「自分のように、『話すのは苦手でも伝えたいことがある』人はけっこういるのでは?」
ということです。
業務や勉強、プライベートでいろいろな技術やサービスに触れ、
「このライブラリは超カンタンに使える!」
「このサービスでこんな面白いことができた!」
など、話したいことがある方がいらっしゃるのではないでしょうか?
あまりうまく話せなくても、今後
「やってみたことの発表でいいなら、自分もやってみようかな?」
と思う人が続いてくれるかもしれません。
こうして「GASでスマホゲームのカード管理アプリをつくってみた」という内容で LT 大会に出ることを決めました。
LT 大会に参加してよかったこと
大きく4つのよかったことがありました。
自分が発表した感想と、他の方の発表を聞いた感想の両方があります。
- 興味を持ってもらえた
- アンケートの回答にポジティブな感想が多かった
- いろいろな人の発表を聞くのが面白い
- 5分の短さを知った
興味を持ってもらえた
LT のタイトルを見た方に声をかけてもらえた
LT 大会当日より前、各発表者の LT のタイトルが公表されたあとで、
「ゲームの話されるんですね~」
と声をかけてもらえたのがうれしかったです。
興味をもってもらえるように、 LT のタイトルはけっこう悩みました。
もともと、
「発表のタイトルは、親しみやすいものにしよう」
と決めていました。
ただ、弊社初のLTということで基準にできるものがなく、どれくらいカジュアルにしたものか悩みました。
結局 LT のタイトルにゲーム名を入れ、ゲームの話題とひと目でわかるようにしたのですが、ちょっと勇気がいりました。
悩んだぶん、興味をもってもらえてうれしく思いました。
発表当日質問をもらえた
また、発表当日も
「追加したい機能はありますか?」
「作成にどれくらい時間がかかりましたか?」
など、質問もいくつかいただけました。
つくったアプリや、オススメしたかった GAS へのご質問をいただけて、関心を持ってもらえたのかなという感触を得られました。
アンケートの回答にポジティブな感想が多かった
この LT 大会ではそれぞれの発表へのアンケートがあり、発表者にフィードバックしてもらえる仕組みがありました。
思った以上に、ポジティブな感想をいただけました。
例をいくつかご紹介いたします。
「箇条書きの点がかわいかった」
箇条書きの点(ビュレット)として蹄鉄のアイコンを使っていたことへのご感想を数件いただきました。
何気なく入れたので、
「見る側はこういうところも印象に残るんだな」
と、発表する側と見る側との見え方の違いを改めて認識しました。
「ゲームに興味がわいた」
ゲームの詳細についてはほとんど説明しなかったのですが、何かしらポジティブな印象をもってもらえたのかもしれません。
もちろん、単純にゲームが魅力的だっただけかもしれませんが…。
「GAS が便利だと思った」
自分がよいと思っているものをよいと共感してもらえるとうれしいですね。
「GAS 触ってみようかな?」
という方がふえるといいなと思います。
「趣味から開発につなげているのがよいと思った」
「趣味や日常を発端にした LT でもいいんだ!」と思ってくれた方がいらっしゃったらいいなと思っています。
今回の私の発表でも、こんなに多くのポジティブな感想をいただけました。
いろいろな人の発表を聞くのが面白い
自分が発表した感想ではなく、他の方の発表をお聞きしての感想です。
他の人の発表を聞くのは、とても面白かったです。
技術寄りの内容も技術以外の内容もあり、バラエティ豊かでした。
特に、
「〇〇に困っていたので、××を取り入れてみた」
という発表がいくつかあって、発表者の感想がリアルに伝わり、とても共感できました。
文章だけだと伝えるのがむずかしい、気持ちの部分が伝わりやすいのかなと思います。
5分の短さを知った
準備期間中、発表の練習をして
「5分ってこんなに短いのか!」
と、痛感しました。
最初に練習したときには、10分くらいありました。
「話す内容をちょっとずつ削れば収まるでしょ」
と思いましたが、がんばっても7分程度。
小手先では収まらないことがわかりました。
「これは無いと厳しいかも」というスライドも思い切って削り、5分にまとまるようになりました。
結局私のスライドは19枚になりました。
5分の枚数としては多めですが、スライド1枚あたりの情報量はかなり少ないです。
参加の決め手となった「5分」、想像以上に短いです!
準備にかけた時間
ちなみに、発表時間が5分しかないので、スライドの作成や発表の練習もあまり時間がかかりませんでした。
スライドは1~2時間かければ充分見栄えのするものができるかなと思います。あとは、
「せっかくなのできれいに作りたい!」
という気持ちとのバランスでしょうか。
また、発表の練習も1回5分程度なので、やりやすかったです。
本番で緊張しやすいタイプなので、
「10回やっても1時間程度じゃん!」
と思って、気軽に繰り返し練習しました。
ちなみに、10回もやってません。
おわりに
人前で話すのが苦手な私が LT 大会で発表してみてよかったと思ったことなどをお話ししました。
「たった5分」というハードルの低さを決め手に、 LT 大会で発表してみました。
たくさんの気づきを得ることができ、
「発表してよかったな」
と思います。
また機会があれば発表したいと思います。
そして、それ以上に
「もっといろんな方の LT を聞きたい!」
と思っています。
私がいただいたように、発表していただいた方に有益なフィードバックをしたいと思います。
今後、たくさんの「オススメ!」「便利!」「面白い!」が聞けたらうれしいです。